ここ １か月 その２

こんばんは。

前回からの話の続きです。

「消費されるデザイン」

と書きましたが、そもそも 「消費されないデザイン」 が成立するのかが疑問ではあります。

その中で、デザイナーと言われる人間は、知れぞれの信念で、デザインを生み出している訳です。


こういう事を考えながら、自分が置かれている立場。

いまでいいますと 伝統的工芸品 なんですが、
この世界で、デザインをどう考えるかを、自分の中で考えると、

それは、 「生み出さないデザイン」 と言うのが、実は非常に重要では？と考えています。

「生み出さないデザイン」 と言っても、なに生み出さないという事ではなく、
生み出す前の段階 が、非常に重要だと思うんです。


最近の展開は、すぐに 「デザイン」 「新商品」 となりがちで、それはそれで
新しい動きで評価されることではありますが、
しかし 伝統的工芸品 をそれほど知らない人にとっては、

最近 生み出される 「デザイン性のある 伝統的工芸品」 が、 そもそもの伝統的工芸品と、
インプットされる訳です。

ですが、本来重要なのは 新しい消費者の獲得よりも そもそもの伝統的工芸品 を継承していくことだと思うんです。

そう言った中で、いつからか そもそも が 売れない原因 と思われるようになり出し、デザイン性の路線へシフトしてきています。


実は、この流れが それこそ そもそも すこし違っていて、そもそも をきちんと消費者に伝える事が、実は 新しい展開 へも非常にいい流れを生み出す事が出来ると思うんです。

そもそも が羅列してきていますが
実は 関わる人間側で、この そもそも に対して、きちんと向き合っていないのでは？ 臆病になり過ぎているのでは？ と感じます。


この様に最近感じているのは、１０月に展示会があった
いつも 御贔屓にして頂いている 江戸切子の店 華硝 さまの展示会です。
http://www.edokiriko.co.jp/

いろいろとお会いするたびにお話ししていたので、
徐々に 江戸切子 について知識が増えてきていると思っていましたが、
お話を聞いて、まだまだ 興味の抱く 奥深いものがそこにある！ と感じました。

この体感から、実は 興味の抱く 奥深いものがそこにある！ ＝そもそも を
産地側主導できちんと見せる事をしていないのでは？ と思いだしました！！


この辺りの続きを次回へ、、、


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