OZONE クラフトマーケット2010 最終日

こんばんは。

OZONE クラフトマーケット
OZONE クラフトマーケット


早いもので、本日最終日。


人出は、昨日よりも少ない感じ・・・・ やっぱり、遠出しちゃったんですかね～世の中の人は？？

季節外れの 風邪 をひいた身には、丁度いいペースだったんですがね！


いろいろと 出展を重ねていると、クラフトマーケット の他の参加者さんのブログなど見ていても

一般の消費者の方と、ビジネスモード＝バイヤー の方の違いが、
確かに判別出来出していると感じます。


ついつい バイヤー系 の方にたいして プレゼンしてしまうのですが、
でも、こういうイベント・展示会 に出展すると、一般の消費者の方の反応が、
専門家・バイヤー の方よりも、非常にいい情報源になります。

今回の我々の商品も、評価は上々！ ですが、売り上げは イマイチ・・・・

それでも、商品を見ているお客様の反応を
目の前で 「観察」 していると、
今後の対応策・補足する部分が見えてきたりします。


また、今回は あくまで クラフトマーケット であり
デザイナー よりも アート・作家 の方が多く出展していると、近くに出展している方の
「この商品は、特に用途はないですよ～」 という会話を耳にし、以外と言っては失礼ですが
そちらの方が売れていたりします。

そのやり取り・光景を見ていると、悔しさと言うよりも 本当に勉強になります。

デザイン性・コンセプト性 なんて必要ない世界、人達の方が 多数を占める という現実。


とかく、デザインを提案する世界にいると、ついつい 消費者を誘導するための 仕掛け を
デザイン や ストーリー・コンセプト に走るのですが、それをあまり強調すると、
実は 考える側 と 消費者 の間に 溝ができる と感じます。


ですが これは、 今回の展示や、先日 お近くのデザイナーさんと話した会話などで
考えさせられている

「産業としてのモノづくり・商品開発」 と 自分の思いを詰め込む作家的な活動の違いです。

どちらが いい悪い ではなく、生み出す側が きちんとした心構えを持たないと
どこかで、ブレ というか ？？？ マークが出ます。


ある会社が、昔ながらの技術を使って 照明を開発しているのですが、
海外展開を想定すると、なかなか 厳しい 定価の 何割引き で 卸さなければいけず、
それを実現すると、どうしても 海外で生産しなければいけない。

そうすることで、価格は劇的に下がる訳です。

もちろん、海外での取引も可能になりますので、ビジネス しての発展は見込めますが、
一歩 間違えば、何百年もの 技術そのものも も輸出される訳で、
それは、ビジネス以上の痛手になります。

しかも問題なのが、そういった 頑張っている中小企業へ向けて、ビジネスチャンスを広げる目的で
国などの公費を使って、展示会や商品開発しているという事です。

ビジネスチャンス・販路拡大 ＝ 中小企業の保護 為の事業であるにもかかわらず、

それを実行する為に、残念ながら 国内での生産では太刀打ちできない会社が、
この例以外にも多くあるのだと思います。

結果的に 国の政策が、国内企業の衰退に繋がる事になり兼ねない。


そういう意味で、クラフト作家さんは １対１ で 消費者へ想いをこめたモノを製作する。
でも、これでは 大きいマーケットにはなりにくいです。

なかなか難しいかじ取りではあるのですが、
当事者の 心構えが 本当に重要になると思います。

こういう 両方の針の振れを リアル に感じれるのも展示会にでる意味があると
我々は考えています。

この事が、我々が縁を頂き 取り組む 産地の方にも
考えるきっかけになると思いながら
重い体にムチ打って、本日最終日 乗り切ります。



今年の 『めがね』 の出展日は

第2期の3日間 5月3日(月・祝) ～ 5月5日(水・祝) 開催中。

会場案内：リビングデザインセンターOZONE
開館時間：10：30〜19:00


場所は、リビングデザインセンターOZONE 内 ４階（コンランシヨップがあるフロアー）の
中央吹抜けのエリアでお待ちしております。




では、よろしくお願いします。


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